フランスの食と料理の歴史

先史時代に火を発明して以来、人類は料理を常に進化し続けています。フランスでは、領地の征服、戦争、王の結婚などのさまざまな出来事により食文化や料理が発展しました。

先史時代(紀元前400,000年)

火を発見し、火を扱えるようになった

古代ギリシア・ローマ時代

農業とブドウ畑の発達

様々な焼成法の出現

ソースが誕生

豚肉加工と発酵の誕生

中世時代

料理の制服とチームの規定

卵や血、パンを使ったつなぎ

スパイスの使用が広まる

ルネサンス

菓子の発展

料理道具の改善(釜、機械式焼き串回転機など)

テーブルセッティングや食器の発展(フォーク、陶器、クリスタル)

新大陸からの新しい食物の登場(トマト、カフェ、カカオ、七面鳥)

17世紀

フランス風のサービスの完成(前菜、主菜、デザート)

汁(jus)、ピュレ(coulis)、煮込み(ragoûts)、ルーを使ったつなぎやソースの濃縮などの技術の出現

1686年にパリで最初のカフェであるプロコープ(Procope)が開店

18世紀

肉職人の同業組合が誕生

料理の新しい言葉ができる

テーブルセッティングの食器の内容が充実

料理は徐々に洗礼され、スパイスや脂肪の使用が少なくなった

1765年に最初の『ブイヨン=レストラン』が開店

19世紀

加熱殺菌処理技術の発明

農産物加工業の工場の開設

食物を保存するための冷蔵技術の到来

ソースやサービス法の体系化(フランス風、英国風、ロシア風)

美食を求める旅の発達し、料理の批評が始まる

20世紀から

20世紀の初めから、レストラン業の状況は技術革新と文化の変化によりかなり早く進化しています。

 

1900年 ミシュランガイドの初版発行
車のドラーバーのために行く価値のあるレストランを紹介するガイド本で、1~3つの星(マカロン)で段階を表しています。
1902年 エスコフィエの料理ガイド
古典的な料理を体系化して、簡素化した
1912年 トノン(Thonon)にフランスで最初のホテル学校を開校
1914年 『料理目録(Le Répertoire de la cuisine)』の出版
料理の逸脱への警戒を呼びかけるとともに、7000近くのレシピを提案しています。
1934年 フランス銀行(Banque de France)に最初の社員食堂の開業する
1936年 有給休暇の取得が始まる
旅行業が活発になったことでフランス国内を巡り、地方の美食が大きく発展する。
1953年 レイモン・オリヴェ(Raymond Oliver)による料理番組が始まる
1965年 食品ラベルによる品質保証
ランド(Landes)地方の鶏肉に食品ラベル(Label alimentaire)を与える
1972年 新しい料理を評価する『ゴー・ミヨ(Gault et Millau)』のガイド本出版
1970年代の経済危機により、フランス美食会にも新しい風が吹き始めました。新しい料理が作られ、『ゴー・ミヨ』では新鮮な食材の使用、独創性、ソースや料理には軽さが評価され、新しい技術やテクノロジーを使うようになりました。
1974年 真空調理法(Cuisine sous vide)の開発
低温で食材を調理できるようになった。

 

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