わたしは今、ある街にあるショコラティエ・パティスリーで販売員(vendeuse)として働いています。その働いている毎日を紹介していきます。
今回は、採用されるまでの流れを説明したいと思います。
求人を見つける
まずは、自分の住んでいる街のパティスリー・ショコラティエのすべてのサイトで求人を探しました。
店舗に採用情報を貼っている店もたまにありますが、今はあんまりみないのでサイトで探しました。でも、ほとんどの店は求人は出していませんでしたが、自発的応募(la candidature spontané)をしました。
すべてのパティスリー・ショコラティエに履歴書と動機書を送りました。
la candidature spontané とは?
仕事を探している人が積極的に行う応募のことで、働きたい会社を選んで、求人の有無に関わらず応募することです。会社にとっては、積極的に応募してくれるのでモチベーションがあると判断してくれ、採用に繋がりやすいと言われています。
フランスでは自発的な応募が有効な手段の一つなんだそうです。
もし、働きたい店や会社が求人を出していなくても、応募してみましょう!
1回目の面接
10社ほどに応募したのですが、第1希望と第2希望のショコラティエから30分後に電話がありました。
こんなに早く連絡があるとは思わなかったので、びっくりしました。フランスってこういう連絡って遅いイメージを持ってたのですが…、仕事早いですね。販売員って人手不足って言われているので、どの店も早い者勝ちなのかもしれません。
しかも、面接はどちらの店も翌日でした。
面接前に、店舗のサイトを熟読して、質問内容をまとめて、自己紹介や応募動機を整理しました。履歴書と動機書は改めて印刷して持っていきました。
服装は黒色のスーツにストッキング、ヒール靴で挑みました。販売員なので、このくらいちゃんとしてなくてもいいと思います。他の応募者は普通にジーンズとかの普段着でした。ただ、わたしが応募したのは高級店だったのでそれなりの服装で正解だったと思います。
面接はどちらの店も20分程度で終わりました。自己紹介と動機を言って、面接官からの質問に答えました。
わたしはフランスでは外国人(移民)なので、労働可能な滞在許可書は持っているかの確認はきっちりされました。販売員の仕事の経験がないことも話しましたが、問題なしでした。
2回目の面接
第1希望の店から翌日に2回目の面接を来週行うと電話がありました。2回目はオーナーとの面接で、労働可能な滞在許可書を持ってきてくださいとのことでした。おそらく採用になったんだなって思いました。
2回目の面接は、確認作業な感じで、労働可能な滞在許可書の確認とユニフォーム、いつから働けるかという話をしました。
外国人を雇う場合、労働可能な滞在許可書は会社側にとって最も重要なもので、もし持っていない外国人を雇ったら店が罰せられます。
後日談ですが、半年後に更新日だったのですが、その数週間前に更新の準備ができているか等の確認があり、更新日には仕事は休みにしてくれました。更新後もレセピセを提出しました。
ということで、2回目の面接で採用が決まりました。
ちなみに、応募した他の店からも連絡があったのですが、連絡が遅かったこともあり断りました。やっぱり応募して会社がすぐに連絡することは重要なんだなと思いました。どこも人手不足だし、働いてくれる人は外国人でさえ取り合いなんだなと思いました。
第2希望の店もいい感じで面接が進み、翌日連絡しますってことだったのですが、連絡は来なかったです。結局空いているポストがなかったのでしょうか?能力がないと思われたのか?モヤりますが、切り替えていきます。
まあ、結構スムーズに決まった方だと思います。フランスで初めての就職です。ウキウキしています。