フランスではテキストの種類が定められています。レシピはどのタイプのテキストになるのかみていきましょう。
ちなみに、このテキストの種類はDALF C1で習います。DELF B2 でも少し出てきます。Compréhension Orale / Écrite(聴解・読解)では出てきた文章がどのタイプになるのかを判断します。
Document narratif 物語
物語として書かれた文章のことで、小説のことを言います。
Document descriptif 描写
状況や人物、場所などのことを詳しく描写した文章のこと。旅行ガイドやレポートなどを言います。
Document explicatif / informatif 説明/情報
説明や情報のみを書いた文章で、著者の感想や議論点などはなく中立な立場で書いています。仕様書、教科書、雑誌などの文章を指します。
Document argumentaif 論拠
議論を投げかける論拠を含んだ文章のことで、著者の意見が書かれています。新聞記事、政治家のスピーチ、エッセイや論文、就職時の動機書のことを指します。
Document expressif 表現
著者の感情を表した文章のこと。
Document injonctif 指示
指示や助言を含んだ文章のこと。料理のレシピ、規則や使用説明書のことを言います。
料理のレシピはDocument injonctif(指示文書)という種類の文書です。なので、レシピは命令形(もしくは不定詞)で書かれているのです。