フランス地方菓子であるミルリトンとはどんなお菓子か、種類、材料を詳しく紹介します。
フランス地方菓子ミルリトンとは?
ミルリトンとは、折込パイ生地に卵や砂糖、アーモンドを混ぜたアパレイユを詰めて焼いたタルトレットのことです。直径6cmくらいの大きさで、焼成前に表面にアーモンドを飾り、粉砂糖をふります。
オート・ノルマンディ (Haute-Normandie)で作られていて、特にルーアンのミルリトンが有名です。
[フランス語名]
ミルリトン Mirliton
ミルリトンの材料
ルーアンの観光局のサイトにルーアンのミルリトンのレシピが掲載されています。(リンク:ROUEN TOURISME)材料は折込パイ生地に卵、アーモンドスライス、砂糖、バターで、バニラとレモンの皮で香りをつけ、粉砂糖を表面にふって焼きます。
分類 | ガトー/タルト |
構成 |
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材料 |
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フランス地方菓子ミルリトンの種類
Mirliton de Cherbourg シェルブールのミルリトン
ノルマンディ地方のシェルブールにもミルリトンがあり、卵黄とアーモンドプードル、バター、砂糖を混ぜたアパレイユを詰めて作ります。
Mirliton de Rouen ルーアンのミルリトン
ブリゼ生地か折込パイ生地に卵とアーモンドのアパレイユを詰めて焼くタルトレットのこと。バニラとオレンジ花の水で香りをつけた砕いたマカロンを詰めることもあります。表面には半分に切ったアーモンドと粉砂糖をふって焼きます。
Mirliton à la parisienne パリのミルリトン
弁護士で食通のグリモ・ドゥ・ラ・レニエールによってルーアンのミルリトンを賞賛したため、パリに19世紀初めにパリにも広まりました。同じ作り方ですが、オレンジの花の水を加えて、固く泡立てた卵白を加えることで食感を軽くしていました。