ハロウィン[10月31日]

Des bonbons ou un sort ? お菓子か、呪いか

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10月31日のハロウィンについての歴史と伝統、フランスでのイベント、お菓子との関係について紹介します。

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ハロウィンの祭りとは?

ハロウィンは毎年10月31日に行われている祭りのことです。日本でもイベントとして定着していますね。フランスでも徐々にハロウィンがイベント化されてきています。

中身をくり抜いたかぼちゃの中身に火を灯したり、子供たちがお化けや悪魔に変装して、「トリック・オア・トリート」とお菓子を求めて家々をめぐる習慣があります。




ハロウィンのお菓子

ハロウィンの日に食べるお菓子はカップケーキ、ドーナッツ、アイスクリームを添えたかぼちゃタルト、りんご、ポップコーンやシードルがあります。

子供たちは幽霊や妖精、魔法使いなど様々な格好に変装して、お菓子をもらうために家々を巡っています。その配るための小さなお菓子もハロウィンに合わせて販売されています。

本来、ハローウィンは異教徒の祭りであり、キリスト教の祭りではなかったためフランスでは近年まで祝うことはなかったそうです。しかし、最近では少しずつイベント化されてきて、パティスリーでもハローウィン用のお菓子が作られるようになってきました。かぼちゃ味のお菓子といったものはあまり見られず、パッケージがハローウィン風のチョコレートやお菓子などが売られています。

トリック・オア・トリート trick or treat?」はフランス語で Des bonbons ou un sort?, または Un sort ou une friandise? と言います。直訳すると「お菓子か、呪いか」で、子供たちが使うので「お菓子か、いたずらか」がぴったりくると思います。

もちろん、変装した子供たちが近所の家をまわって、お菓子をねだっています。

ハロウィンの伝統

元々は悪魔を崇拝し、生贄を捧げる祭りでしたが、昔の宗教的な意味合いはほとんどなくなっています。

もともとハロウィンは古代ケルト人が起源となっている祭りでした。ケルト人の宗教では。10月31日が一年の最後の日で、秋の終わりでした。この夜に、前年に亡くなった人の魂である死の神が現れるため、火を灯していました。

翌日の11月1日は一年の始まりで、冬の始まりでした。ケルト人にとって、冬は闇を意味していて、冬の間には死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていました。

その後、キリスト教が布教されると、翌日の諸聖人の日(Toussant)が広まっていきました。前日の10月31日は妖精や幽霊が飛び回るという迷信だけが残っていました。

19世紀半ばには、スコットランドの伝統として、この夜の間に魔法使いや悪魔、悪戯好きの妖精などが自由に空中を飛び回っているとしてハロウィン(Halloven)を定義しています。つまり、人間と精霊との境目の日であると。

ある迷信によると、『若い少女たちがふたりでお互いに手を取り、目を閉じ、畑で最初に見つけたキャベツを引き抜く。そのキャベツが大きいか小さいか、捻れているかまっすぐかによって、彼女らの将来が美しいか醜いか、身長が大きくなるか曲がるかが占える。もし、根に土がついていたら、金持ちになるだろう。もし、キャベツの茎が柔らかければ、将来の夫は性格の良い男だろう。もし、茎が苦ければ、苦難が続くだろう』と言われている。

アメリカでは、19半ばに、この伝統は大きな飢饉を避けるために移住してきたアイルランド人によって伝わりました。子供たちは家々を回ってドアを叩き、”trick or treat?” と声高に叫んで、お菓子をねだるようになりました。”trick or treat?” は古代ケルトの起源ではなく、イギリスの習慣から来たと言われています。11月2日にキリスト教徒が魂のお菓子(soul cake)を求めて村々を歩き回ったことに由来しています。

ジャックオランタン(Jack O’Lantern)というかぼちゃの中身をくり抜いて灯りを灯す伝統については様々な説があります。アイルランドの伝統によると、10月31日に来る幽霊を追い払うために、蕪の中に小さな明かりを灯してドアの前に置いていました。アメリカではかぼちゃのほうが簡単に収穫できるため、蕪はかぼちゃに取り替えられました。

元々は悪魔を崇拝し、生贄を捧げる祭りでしたが、現在では宗教的な意味合いはほとんどなくなっています。

そのほかのキリスト教の祝日とお菓子に関する記事はこちら。




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