フランス菓子クレメ・ダンジュとはどんなお菓子か、材料や歴史を詳しく解説します。

フランス菓子クレメ・ダンジュとは？

クレメ・ダンジュ Crémet d’Anjouとはアンジェ特産の生クリームを使ったデザートのことです。

泡立てた生クリームに固く泡立てた卵白を混ぜ合わせ、ハート形の型に流し入れ、水分を切って作ります。砂糖、塩、レモン汁などを加えることもあります。ハートの型はクレメ・ダンジュ型（moule à crémet d’Anjou）と呼ばれており、底に水分を切るための穴があいています。フルーツのソースや生果物を添えてデザートとしていただきます。

近郊の町シャラン Challansの生クリームが評判を得ていたため作られたそうです。

アンジェ Angerはペイ・ド・ラ・ロワール地域圏メーヌ＝エ＝ロワール県にある町です。

アンジェ（Anger）の位置

クレメということもあり、小さい臼（petit meule）という意味でムュロン mulonとも呼びます。日本ではクレームダンジュと呼ばれているようです。

［フランス語名］
クレメ・ダンジュ Crémet d’Anjou / le crémet d’Anjou
クレメ Crémet / le crémet
ムュロン Mulon / un mulon

クレメ・ダンジュの材料

クレメ・ダンジュの歴史

クレメ・ダンジュは19世紀には作られるようになったとされていますが、その頃には固く泡立てたメレンゲを入れるとは記載されていません。メレンゲを使うようになったのは20世紀に入ってからと言われています。

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