フランス地方菓子であるカニストレリとはどんなお菓子か、材料や購入先、名前の由来を詳しく紹介しますね。
フランス地方菓子カニストレリとは?
カニストレリ Canistrelliとはコルシカ島で見られる地方菓子で、四角い形のビスケットです。小麦粉に砂糖や油脂に白ワインを混ぜた生地をつくり、四角形に切ってオーブンで焼いてつくります。
白ワインを加えて、四角形をしているところが特徴で、食感は素朴な食感のクッキーのようで素朴な味わいです。
チョコレートやナッツ類が入ったものなどさまざまなバリエーションがあります。カニストレニはなにも入ってないものもありますが、現在ではアーモンドやピスタチオ、ヘーゼルナッツ、ピーナッツなどのナッツ類、レモン皮やオレンジエッセンス、チョコレートチップなどを加えたバリエーションがあります。
また、昔は栗粉をつかっていましたが、現在では小麦粉をつかっているようです。
コルシカ島だけでなく、南フランスではカニストレリが売っているマルシェに出会うことができます。
[フランス語名]
カニストレリ Canistrelli / un canistrelli
フランス地方菓子カニストレリの材料
分類 | パティスリー/ガトー/プチフール |
生地 | サブレ生地 |
材料 |
|
カニストレリのフランスでの購入先
カニストレリはコルシカ島や南フランスのパティスリーやマルシェで量り売りで購入することができます。私が訪れたマルシェでは1kgあたり29ユーロでした。
フランス地方菓子カニストレリの名前の由来
中世時代には洗足式のときに食べられていた宗教的なお菓子でした。
洗足式とは復活祭前の木曜日の聖週間に行われるお祭りです。キリストが最後の晩餐のあとに十二使徒の足を洗い、お互いに足を洗ったことに由来します。そのお祭りの際に食べられるお菓子でした。
コルシカ島では小麦は採れないため、豊富に採れる栗を小麦のかわりに食べていました。当時のカニストレニも栗粉をつかってつくっていました。現在では、宗教的な意味合いもなくなり、コルシカ島の地方菓子として年中食べられます。
フランスのマルシェやパティスリーでカニストレリを見かけたら、ぜひ試してみてくださいね。
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