フランス地方菓子であるガレット・ブレッサンとはどんなお菓子か、材料や購入先、同じ種類のお菓子を詳しく紹介しますね。
フランス地方菓子ガレット・ブレッサンとは?
ガレット・ブレッサン Galette bressaneは丸く伸ばしたブリオッシュ生地に砂糖とバターをまぶして焼いたシンプルなお菓子で、ブレス地方で食べられている地方菓子です。
ガレット(Galette)とは薄くで丸い形をした生地のことを指します。ガレット・ブレッサンはブリオッシュ生地を薄く伸ばして、生クリームやバター、砂糖をまぶして焼いて作ります。ブレス地方でとれるバターや生クリームといった乳酸品を使っているのが特徴です。
ブレス地方(Bresse)とはフランスの古い州の呼び名で、現在ではローヌアルプ地方のブール=カン=ブレス(Bourg-en-Bresse)という町を中心とするエリアです。
ブール=カン=ブレス(Bourg-en-Bresse)の場所
ブレス地方では畜産が盛んで、バターやクリームやチーズなど質の高い乳製品が作られていることで有名です。バターやクリームは2012年にAOC、2014年にAOPに登録されています。
AOC:Appellation d’Origine Contrôlée (アペラシオン・ドリジン・コントロレ)
伝統的な製法で作られた質の高い食料品を広く一般の消費者に知ってもらうために作られたフランスの制度で、元となる法律は1955年にまでさかのぼります。特にワインやチーズなどの酪農製品を対象とし、AOCを取得した製品の質の高さは、1992年、EUにも認められました。
AOP:Appellation d’Origine Protégée(アペラシオン・ドリジン・プロテジェ)
2008年7月に作られたAOPは、製品の質の高さを保証するEU共通の制度です。今後、AOP取得製品にはAOPラベルを貼ることが義務付けられ、AOCラベルもAOPラベルに統合されます。
[引用:http://jp.france.fr/ja/information/23955]
さらに、リヨン名物の赤いプラリネやチョコレートチップを加えたガレットもあります。
[フランス語名]
ガレット・ブレッサン Galette bressane / une Galette bressane
フランス地方菓子ガレット・ブレッサンの材料
分類 | パティスリー |
構成 | ブリオッシュ生地 |
材料 |
|
ガレット・ブレッサンのフランスでの購入先
ガレット・ブレッサンは主にローヌアルプ地方で売られています。ホールで6.50〜18ユーロくらいの価格です。大きいホールにも関わらず、店では紙袋に入れてくれるだけの簡単な包装してくれます。
ガレット・ブレッサンと同じ種類のお菓子
ブレス地方の近くにあるペルージュという町でも砂糖のガレットが有名です。平たく伸ばしたブリオッシュ生地にバターやクリームと砂糖をふりかけてオーブンでこんがりと焼いたお菓子です。見た目も味もガレット・ブレッサンと全く同じです。材料や形が同じお菓子でも場所が変われば名前が変わることはよくあります。砂糖とバターが豊富にある地域ではよく作られているお菓子です。
砂糖のタルト(タルト・オ・シュクル) Tarte au sucre
フランスの北部ノール・パ・ド・カレ Nord-Pas-de-Calais 地方にも砂糖のタルト Tarte au sucre という砂糖を使ったお菓子があります。
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