フランスといえば美味しいお菓子たち。フランスを旅行する際にはケーキやチョコレートやアイスクリームなどのお菓子を買う機会も出てきますよね。そんなときにスムーズにお菓子を買うことができる基本のフランス語会話を紹介します。
フランスのお菓子が売っている店はパティスリー(pâtisserie)やパン屋さん(boulangerie)、チョコレート店(chocolaterie)や砂糖菓子屋さん(confiserie)やアイスクリーム屋さん(glacerie)など様々な形態がありますが、会話の基本はほとんど同じです。
お菓子屋さんでの会話の流れ
まずは基本的な会話の流れです。まずは自分からあいさつをして会話をはじめましょう。
Bonjour !
[ボンジュール]
こんにちは。
Bonjour, madame !
[ボンジュール マダム]
こんにちは、マダム。
Je voudrais une tarte aux pomme, s’il vous plaît.
[ジュ ヴドレ ユヌ タルト オ ポム シル ヴ プレ]
りんごタルトを一つ欲しいのですが。
Ce sera tout ?
[ス スラ トゥ]
これで全部ですか。
Oui, ce sera tout.
[ウィ ス スラ トゥ]
これで全部です。
3,50 euros, s’il vous plaît.
[トワ ズーロ サンカント シル ヴ プレ]
3,50ユーロです。
Merci, bonne journée !
[メルシ ボン ジュルネ]
ありがとうございます、良い一日を。
Merci, au revoir.
[メルシ オーヴォワー]
ありがとう、さようなら。
あいさつをして、欲しいお菓子の名前を伝え、会計をして、最後にも挨拶をして店を出流という流れです。日本のお菓子屋さんと同じですね。では、それぞれの表現を見ていきましょう。
フランス語の挨拶表現
Bonjour !
[ボンジュール]
こんにちは。
Bonsoir !
[ボンソワール]
こんばんは。
昼間であれば Bonjour を使いますが、夕方以降には Bonsoir を使います。人にもよりますが17時を過ぎると Bonsoir を使う人が多いようです。とはいえあまり気にしなくても大丈夫です。
フランスで店に入るとあいさつをするのが基本です。明るく大きな声であいさつをしましょう。
Bonjour, madame.
[ボンジュール マダム]
こんにちは、マダム。
Bonjour, monsieur.
[ボンジュール ムッシュー]
こんにちは、ムッシュー。
女性にはマダム Madame、男性にはムッシュー Monsieur をつけてあいさつすることもあります。
フランス語の注文表現
欲しいものを伝える際は、お菓子の名前に数をつけて言います。
Je voudrais ○○, s’il vous plaît.
[ジュ ヴドレ ○○ シル ヴ プレ]
○○をいただけますか。
○○, s’il vous plaît.
[○○ シル ヴ プレ]
○○をください。
○○ にお菓子の名前と個数を入れます。Je voudrais を使うととても丁寧な表現となります。
Je voudrais une tarte aux pomme, s’il vous plaît.
[ジュ ヴドレ ユヌ タルト オ ポム シル ヴ プレ]
りんごタルトを一つ欲しいのですが。
Je voudrais un éclair, s’il vous plaît.
[ジュ ヴドレ アン エクレール シル ヴ プレ]
エクレアを一つ欲しいのですが。
Trois madeleines, s’il vous plaît.
[ジュ ヴドレ トワ マドレーヌ シル ヴ プレ]
マドレーヌを3つください。
お菓子の名前の前に個数をつけて言います。フランス語の数字についてはこちらにまとめています。
欲しいお菓子が決まっている場合
欲しいお菓子が決まっていて、ショーケースに見当たらない場合は店員さんに尋ねてみましょう。
Avez-vous un mille-feuille ?
[アヴェ ヴ アン ミルフォイユ]
ミルフィーユはありますか。
フランスのお菓子の名前についてはこちらに一覧を用意しています。
指差して欲しいものを伝える場合
もし、お菓子の名前がわからなくても大丈夫!もっと簡単な表現もあります。
Je voudrais ça.
[ジュ ヴドレ サ]
それをください。
「それ」を指差して伝えるようにしましょう。定番でないお菓子や名前のわからないお菓子にはよく使う表現です。店員さんが「これ?」と示してくれますので、わかりやすいですね。
先ほどの Ça よりも丁寧な表現 Cela を使うこともできます。同じく指を差して伝えます。
Je voudrais cela.
[ジュ ヴドレ スラ]
それをください。
手前にあるものを指す場合は Ceci を使うこともあります。
Je voudrais ceci.
[ジュ ヴドレ スシ]
これをください。
お菓子の注文の仕方についてはこちらに詳しく書いています。
他に欲しいものがありますか?
最後に店員さんより他に欲しいものはないかと尋ねてきます。
Ce sera tout ?
[ス スラ トゥ]
これで全部ですか。
C’est tout ?
[セ トゥ]
これで全部ですか。
Vous désirez autre chose ?
[ヴ デジレ オートル ショーズ]
他に欲しいものはありますか。
Vous voulez autre chose ?
[ヴ ヴレ オートル ショーズ]
他に欲しいものはありますか。
他に買いたいものがあれば伝えます。なければその旨を伝えます。
Ce sera tout.
[ウィ ス スラ トゥ]
これで全部です。
会計をする場合のフランス語表現
店員さんより合計金額が伝えられます。
○○ euros, s’il vous plaît.
[○○ ユーロ サンカント シル ヴ プレ]
○○ユーロです。
お菓子屋さんでの値段の尋ね方についての詳細はこちらもご覧ください。
最後にも必ず挨拶
最後にもあいさつを交わして店を後にします。ありがとうと感謝の気持ちも伝えましょう。
Merci, bonne journée !
[メルシ ボン ジュルネ]
ありがとうございます、良い一日を。(昼間につかいます)
Merci, bon après-midi !
[メルシ ボン ジュルネ]
ありがとうございます、良い午後を。(昼間につかいます)
Merci, bonne soirée !
[メルシ ボン ジュルネ]
ありがとうございます、良い夕方を。(夕方につかいます)
Merci, au revoir.
[メルシ オーヴォワー]
ありがとう、さようなら。
あいさつに始まってあいさつで終わるのがフランス流の買い物の仕方です。あいさつさえきちんとすれば、気持ちよく買い物できるはずです。フランス語での買い物にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
おいしい知識を手に入れよう!お菓子のレシピから学ぶフランス語講座
フランスのお菓子は世界的に有名ですが、なぜそのおいしさに魅了されるのでしょうか?
「お菓子のレシピから学ぶフランス語講座」では、フランスのお菓子作りの秘訣を探りながら、同時にフランス語を学んでいきます。
この講座では本場フランスのお菓子のレシピをフランス語で読み解きながら、フランス語を習得します。マドレーヌ、タルト、シュークリームなど、フランスでも定番のお菓子のレシピを通じて、フランス語の基礎から応用まで幅広く学ぶことができます。
フランス語の勉強が初めてでも大丈夫です!当講座では基本的なフランス語表現から、食材や道具の名前、作り方までを丁寧に解説しています。おいしいお菓子のレシピを作りながら、楽しくフランス語をマスターすることができます。
フランス語を学ぶだけでなく、お菓子作りの知識も身につけることができるこの講座は、フランス語学習者とスイーツ好きな方にとって理想的な組み合わせだと思います。ご自宅で学べるダウンロード形式なので、時間や場所に制約されずに勉強することができます。
「お菓子のレシピから学ぶフランス語講座」に参加して、おいしい知識を手に入れましょう!フランス語の魅力とフランスのお菓子作りの楽しさを同時に体験し、自分自身を豊かにしませんか?ご参加をお待ちしています!
関連記事