フランス地方菓子であるナヴェットとはどんなお菓子か、材料や購入先、名前の由来を詳しく紹介しますね。
フランス地方菓子ナヴェットとは?
ナヴェット Navetteは舟形をした小さな硬いビスケットで、南フランスのマルセイユで主に食べられている地方菓子です。
小麦粉やバターにシロップやオレンジの花の水をくわえて生地を作り、船の形にして焼きます。水分の少ない生地なため、かたく素朴な食感で、オレンジ水の爽やかな香りがします。
ラテン語で「船」を意味するNavisに由来して名付けられました。
ナヴェットが生まれたのは南フランスの港町マルセイユで、小舟でプロヴァンスに流れ着いた聖母マリアの伝説から作られました。18世紀マルセイユのパン屋フール・デ・ナヴェット(Four des navettes)で考案されました。
マルセイユでは7月21日の聖ヴィクトール(Saint-Victor)の日、2月2日の聖母マリアのお清めの日シャンドルール(Chandeleur) に食べます。
ランドック地方のアルビではペースト状にしたフルーツの砂糖漬けをくわえます。また、ニースでは細長いひし形をしています。一般的なナヴェットはひし形で両端が尖った形をしており、プロヴァンス地方以外でもマルシェなどで販売されていることがあります。
[フランス語名]
ナヴェット Navette / une navette
フランス地方菓子ナヴェットの材料
分類 | パティスリー |
構成 | サブレ生地 |
材料 |
|
ナヴェットのフランスでの購入先
ナヴェットは主に南フランス地方やマルセイユで購入できます。
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