オペラ Opéra

パリのオペラ座をイメージして作ったお菓子オペラ

フランス菓子オペラとはどんなお菓子か、材料や購入先、名前の由来、発祥のパティスリーを詳しく紹介しますね。

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フランス菓子オペラとは?

オペラ Opéraはアーモンドを使った生地とコーヒークリームとチョコレートガナッシュを薄く重ねたアントルメのことです。

パリのオペラ座をイメージしてつくったためオペラと名付けました。このオペラはパリのダロワイヨで誕生し、今でも名物となっています。

構成は底から、ジョコンド生地(Biscuit Joconde)、コーヒーバタークリーム(Crème au beurre au café)、ジョコンド生地、チョコレートガナッシュ(Ganache au chocolat)、ジョコンド生地、コーヒーバタークリームを重ね、最後にチョコレートグラサージュをかけて作ります。

オペラの高さは3cmを超えてはいけません。ですので、ジョコンド生地は4〜5ミリ、クリームとガナッシュは2〜4ミリにおさえないといけないため、高い技術を要するお菓子です。

[フランス語名]
オペラ Opéra




フランス菓子オペラの材料

分類 パティスリー/アントルメ
構成
  • ジョコンド生地
  • コーヒーバタークリーム
  • チョコレートガナッシュ
  • チョコレートのグラサージュ
材料
  • 小麦粉
  • バター
  • 砂糖
  • 生クリーム
  • アーモンドパウダー
  • チョコレート
  • コーヒーエッセンス




オペラのフランスでの購入先

オペラはパティスリーで購入することができます。パリのダロワイヨのオペラが有名です。(ダロワイヨについての解説は下記にあります)

フランス菓子オペラの名前の由来

そのオペラは20世紀の半ばのパリで誕生しました。この由来話には表の説と裏の説があります。

オペラ座をイメージしたという「表の説」

1955年のある日の午前、フォーブル・サントノレ通り(Faubourg Saint-Honoré)にあるダロワイヨ Dalloyau に、パリのオペラ座の花型ダンサーが研修生を連れて来店しました。

ダロワイヨとは1682年からつづく総菜やお菓子を製造して販売している有名な店です。

ちなみに、パリ・オペラ座の研修生のことをフランス語で小さなネズミ Petits rats と呼んでいるそうです。

それを見たダロワイヨのシェフの妻アンドレ・ガヴィヨン Andrée Gavillon がオペラ・ガルニエをイメージしたお菓子を作ってほしいと夫に頼みました。

ダロワイヨのシェフであるシリアック・ガビヨン Cyriaque Gavillon は表面に艶があり、重厚なオペラというお菓子を考案しました。

これがオペラの誕生した由来となっています。

別のパティシエが作った「裏の説」

ただ、妻の提案だけでとても複雑なお菓子を創るのにはちょっと無理があるのでは…?と思いませんか。

ということで、この話には裏の話もあります。

20世紀の初めに、パリのボーマルシェ大通り Boulevard Beaumarchaisルイ・クリシ Louis Clichyがシェフをしているパティスリーがありました。

ボーマルシェ大通り

そのクリシー氏が最初にオペラをつくったとされています。ただ、当初はオペラという名前ではなく、自分の名前を取ってクリシーClichyと名付けていました。おそらくそのパティスリーのスペシャリテだったんでしょう。

その後、彼は引退して、パティスリーをほかの人へ譲り、同時に彼がもっていたお菓子のレシピも譲りました。

その新しい所有者はある日曜日の朝食のときに、そのクリシーというアントルメをデザートとして出しました。

その日のテーブルには新しい所有者の義兄弟であるシリアック・ガビヨンCyriaque Gavillonが招待されていました。シリアック氏はそのアントルメが非常に気に入り、自分の店でもこのアントルメを作りたいと思いました。

そのアントルメをオペラ座をイメージして作ったオペラ Opéra としてダロワイヨで売り出しました。

その後、1960年代にパリのパティスリーであるルノートル Lenôtre ガストン・ルノートル Gaston Lenôtre がこのオペラにインスピレーションを得て、新しいオペラを考案しました。これが現在世界中に知られているオペラです。

2017年には世界で70万個のオペラを販売しました。特に、日本では人気でなんだそうです。




パリのダロワイヨとは?

ダロワイヨ Dalloyauは1802年にパリのフォーブル・サントノレ通りに開業しました。パティスリー Patisserie総菜 Traiteurレストラン業 Restaurationなどの業態で、お菓子や総菜などが販売されています。

– Dalloyau(ダロワイヨ)公式サイトはこちら

その起源は100年以上まえの1682年にさかのぼります。

シャルル・ダロワイヨはパン職人としてコンデ公に仕えていましたが、宴会で提供したパンが認められルイ14世のもとに招かれました。

その後、ダロワイヨ一族は食膳係 Officier de boucheというフランスの美食においての最高の称号を得ます。長年ベルサイユ宮殿に仕えますが、フランス革命が起き、ダロワイヨは食膳係の職を追われます。

ジャン・バティスト・ダロワイヨはパリに自分の店を開業しました。これが現在のダロワイヨの店の由来です。

現在ではダロワイヨではお菓子類だけでなく、チョコレートアイスにソルベや飴細工、総菜や宴会用の食事などの部門を有しており、フランスの美食を代表する総合店です。200年以上経った今でも、同じ場所であるフォーブル・サントノレ通りにダロワイヨはあります。

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