フランス地方菓子ポワトゥー・シャラント地方のマカロン(マカロン・アン・ポワトゥー=シャラント)とはどんなお菓子か、材料や名前の由来を詳しく紹介します。
フランス地方菓子ポワトゥー ・シャラント地方のマカロンとは?
ポワトゥー・シャラント地方のマカロン(Macaron en Poitou-Charentes)とはフランスの西の大西洋に面している地域で作られているマカロンのこと。主に、リュジニャン(Lusignan)、モンモリヨン(Montmorillon)、リュサック(Lussac)で作られています。
ポワトゥー・シャラントは現在ではヌーヴェル=アキテーヌ地域圏(Nouvelle-Aquitaine)に属している旧地方名です。
共通した特徴として、丸くて、表面がこんがりと焼かれふんわりとしていて柔らかいマカロンです。材料は他のマカロンと同様に砂糖と卵白、アーモンドを使っています。
[フランス語名]
マカロン・アン・ポワトゥー=シャラント Macaron en Poitou-Charentes
リュサックのマカロン Macaron de Lussac
リュジニャンのマカロン Macaron de Lusignan
モンモリヨンのマカロン Macaron de Montmorillon
リュジニャンのマカロン
ヴィエンヌ県リュジニャン(Lusignan)のマカロンはより強いアーモンドの風味がします。
1920年、ルイ(Louis)は見習いの時に学んでいた本にあった「オランドのマカロン(Macaron de Hollande)」のレシピを使って、マカロンの製造を始めました。彼の孫であるルイ・ブリュネ(Louis Brunet)は祖父のマカロンの作り方を取り入れました。
モンモリヨンのマカロン
ヴィエンヌ県モンモリヨン(Montmorillon)では18世紀からマカロンの製造が始まりました。
モンモリヨンのマカロンは小さな公爵の王冠の形をしていて、1ダースずつ焼き紙にくっついたまま売られているのが特徴です。
また、2003年にはモンモリヨンに「アーモンドとマカロンの博物館(Musée de l’amande et du macaron)」が開館し、マカロンの製造や歴史を伝えています。
Musée de l’amande et du macaron
ポワトゥー・シャラント地方のマカロンの材料
分類 | プチフール |
構成 | マカロン生地 |
材料 |
|
マカロンの種類
フランスの地方にはたくさんのマカロンがあります。こちらに各地のマカロンをまとめています。
参考にした本
このナンシーのマカロンの記事を書くのに参考にした本です。
- Dictionnaire de la gourmandise pâtisseries, friandises et autres douceurs
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