ガトー・ラブュリィ Gâteau Labully

フランスの地方菓子ガトー・ラブュリィとはどんなお菓子か、材料や名前の由来、同じ種類のお菓子を詳しく紹介しますね。

フランス地方菓子ガトー・ラブュリィとは?

ガトー・ラブュリィとは、赤いプラリネの入ったブリオッシュ・ド・サン=ジュニ Brioche de Saint-Genixの一種で、サヴォア県のサン=ジュニ・シュル・ギュイエ(Saint-Genix-sur-Guiers)にあるパティスリーのスペシャリテです。

そのパティスリーの名前もガトー・ラブュリィ(Gâteau Labully)と言います。

ガトー・ラブュリィは丸くて大きなブリオッシュ生地に赤いプラリネを詰めて、表面にあられ糖を飾ったお菓子のことです。パティスリーでは大中小のサイズがあり、量り売りとなっています。

サン=ジュニ・シュル・ギュイエ(Saint-Genix-sur-Guiers)はリヨンから東へ70kmにある小さな町です。赤いプラリネの入ったブリオッシュはローヌ・アルプ地方で見られる地方菓子のひとつです。サヴォア県ではブリオッシュ・ド・サン=ジュニが作られていて、その中でも特にこのパティスリーのものが有名です。

ブリオッシュ・ド・サン=ジュニはサヴォアの旗の色である赤と白をイメージして、プラリネの赤色、あられ糖の白で表現されています。さらに、このブリオッシュは赤と白色の羊皮紙で包むのが伝統的です。ガトー・ラブュリィでは白と赤の包装紙で包み、赤いリボンで結んでいます。

[フランス語名]
ガトー・ラブュリィ Gâteau Labully / un Gâteau Labully



ガトー・ラブュリィの材料

分類 パティスリー
構成
  • ブリオッシュ生地
  • プラリネ
材料
  • 小麦粉(T45)
  • バター
  • 牛乳
  • 砂糖
  • 酵母
  • オレンジ水
  • 赤いプラリネ(砂糖/アーモンド/グルコース/着色料E129)



ガトー・ラブュリィの名前の由来

ガトー・ラブュリィの前身であるブリオッシュ・ド・サン=ジュニが誕生した由来はイタリアのアガタの伝説まで遡ります。

それから時は流れて、1860年ごろ、サン=ジュニ・シュル・ギュイエ(Saint-Genix-sur-Guiers)にあるパティスリーに、ピエール・ラブュリィ(Pierre Labully)というシェフがいました。

彼は、1848年にこの町の近くのイゼール県(Isère)のレザブレ(Les Abrets)という町出身のフランソワーズ・グィル (Françoise Guilloud)と結婚しました。

フランソワーズは生まれ育った町で有名なプラリネの入ったブリオッシュのレシピを夫に教えました。それはオレンジ色の花で香りを付け、表面をプラリネで飾ったブリオッシュでした。

おそらくそのお菓子はブリオッシュ・ブルゴワン=ジャイユー(Brioche de Bourgoin-Jallieu)ではないかと考えられます。このお菓子もブリオッシュ生地に赤いプラリネを混ぜたお菓子です。

それをパティスリーに並べたところ、町の住民はふわふわの食感のパンをたいへん気に入りました。さらに、住民たちはブリオッシュにもっとたくさんのプラリネを加えることを提案しました。

その提案をもとにラブュリィはプラリネをたっぷりと詰めたブリオッシュをつくりました。今でもこのブリオッシュ・ド・サン=ジュニはずっしりとした重さを感じるほどプラリネが入ったブリオッシュです。

このブリオッシュの起源になったパティスリーは現在でもサン=ジュニ・シュル・ギュイエの教会広場に残っています。それがガトー・ラブュリィです。

パティスリー・ラブュリィ(PÂTISSERIE LABULLY)の場所

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