フランス菓子タルト・オ・フリュイとはどんなお菓子か、材料やバリエーション、作り方、購入先、関連するお菓子を詳しく解説します。
フランス菓子タルト・オ・フリュイとは?
タルト・オ・フリュイ Tarte aux fruitsは生のフルーツを使った冷たいタルトのことです。
基本的なタルト・オ・フリュイは、型に敷いた生地にクレームダマンドやフランジパンを詰めて焼き、クレーム・パティシエールを絞って生の果物を飾ります。
または、クレーム・パティシエールの代わりにフルーツジャムを敷くだけの場合もあります。さらに、生地を空焼きし、クレーム・パティシエールだけを詰めることもあります。
最近では、クレーム・パティシエールの代わりにクレーム・シャンティイを絞ることもあります。以前は生のフルーツを用いるタルトにシャンティイを加えることはほとんどなかったのですが、最近はシャンティイのような軽いクリームを使うようになってきている傾向があります。
この構成でタルトを組み立てる場合、上に飾るのは生のフルーツかコンポートにしたフルーツです。
フランスのパティスリーにはどこでも置いてあるくらいの定番タルトです。
[フランス語名]
タルト・オ・フリュイ Tarte aux fruits / une tarte aux fruits
タルト・オ・フリュイの材料
分類 | パティスリー/タルト |
構成 |
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材料 |
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タルト・オ・フリュイのバリエーション
複数の果物を使った場合、タルト・オ・フリュイといいます。イタリア語を使って、タルト・トゥティ・フリュイッティ Tarte tutti fruitti ということもあります。
単独の果物を使う場合はそれぞれの果物の名前をつけます。
- タルト・オ・フリュイ・ルージュ Tarte aux fruits rouges:赤い果実のタルト(ベリー系やさくらんぼなどの赤いフルーツを用います)
- タルト・オ・フリュイ・エキゾチック Tarte aux fruits exotiques:エキゾチックフルーツのタルト(マンゴーやパッションフルーツなどの黄色の果物を用います)
- タルト・オ・フレーズ Tarte aux fraises:苺タルト
- タルト・オ・フランボワーズ Tarte aux framboises:フランボワーズのタルト
タルト・オ・フリュイの作り方
フルーツタルトやクリーム、生地の作り方はこちらの記事に書いています。
- タルト・オ・フリュイ(フルーツタルト)の作り方
- タルト・オ・フレーズの作り方
- シュクレ生地の作り方
- サブレ生地のレシピ
- フランジパンの作り方
- クレームダマンド(アーモンドクリーム)の作り方
- クレーム・パティシエール(カスタードクリーム)の作り方
タルト・オ・フリュイに関連するお菓子
他のタルトの種類についてこちらの記事にまとめています。
フランスでの購入先
フランスのパティスリーで購入することができます。パティスリーの場合、1つ3,00〜5,00ユーロ程度です。地域や店によって値段は異なります。
クレーム・パティシエールを使っている場合、保存が効かないため当日で売り切ってしまい、翌日には持ち越しません。夕方には残っていないことが多いので、なるべく昼前までには買いに行くことをおすすめします。
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