フランス菓子ルリジューズとはどんなお菓子か、材料や購入先、名前の由来を詳しく紹介しますね。
フランス菓子ルリジューズとは?
ルリジューズ Religeuseはカスタードクリームを詰めた大小のシュー生地を重ね、バタークリームで襟をしぼったお菓子です。形が修道女の服装に似ていたため、ルリジューズ(修道女)と名付けられました。
下のシュー生地は5cm、上のは3cmの大きさに絞って焼き、中にはクレーム・パティシエール(カスタードクリーム)を詰め、上面にはフォンダンを塗ります。大きいシュー生地を下に置き、小さいシューを重ね、その間をクレーム・オ・ブール(バタークリーム)をギザギザの口金でしぼってつくります。
中に詰めるクリームとフォンダンやバタークリームには、チョコレート、バニラ、フルーツなど様々なフレーバーがあります。
[フランス語名]
ルリジューズ Religeuse
フランス菓子ルリジューズの材料
分類 | パティスリー |
構成 |
|
材料 |
|
ルリジューズのフランスでの購入先
ルリジューズはパティスリーやブーランジュリーで購入することができます。価格はひとつ4€~です。
フランス菓子ルリジューズの名前の由来
ルリジューズは1856年にパリのフラスカティ(Frascati)というパティスリーでつくられました。最初は中にクレーム・シャンティイが詰められていました。
菓子職人で料理史家でもあるピエール・ラカン(Pierre Lacam)もルリジューズは1856年に誕生したと著書の中にかいています。その当時はクレーム・ア・ラ・ルリジューズというバニラとレモンやオレンジで香り付けしたカスタードクリームのひとつと説明しています。
おそらく、最初のルリジューズは現在のものとは形の違うものだったと考えられます。
その後、1909年にルリジューズのレシピが書かれたレシピ本が出版されました。シュクレ生地かブリゼ生地を丸い型に敷き、クレーム・サントノレを中に詰めた大小サイズの違うシューにフォンダンをかけ、その間にバタークリームをしぼってつくります。お菓子の形は修道女の服装をイメージしてつくりました。
関連記事