フランス地方菓子であるタルト・オ・プラリン・ルージュとはどんなお菓子か、材料や購入先、名前の由来、作り方を詳しく紹介しますね。
フランス地方菓子タルト・オ・プラリン・ルージュとは?
タルト・オ・プラリン・ルージュ Tarte aux pralinesは赤く色付けしたプラリネで作ったクリームを詰めたタルトで、リヨンを代表する地方菓子です。
プラリネとはアーモンドなどのナッツ類に加熱した砂糖をまぶしてコーティングしたもので、砂糖が焦げて茶色をしていて香ばしいお菓子です。通常はこのまま食べたり、すりつぶしてチョコレートの中身にしたり、お菓子の中身にしたりします。
リヨンを中心としたローヌ=アルプ地方ではプラリネに赤く色付けしています。なぜ赤く色付けしたのかは分かっていないんだそうです。赤いプラリネはリヨンとその周辺の名物で、このタルトの他にもブリオッシュ生地に練り込んだり、アイスなどに使われています。
真っ赤なプラリネと生クリームを合わせたものをタルト生地に流して焼いたお菓子がタルト・オ・プラリンです。リヨンではどのお菓子屋さんやパン屋さんに置かれているとても有名な地方菓子です。
[フランス語名]
タルト・オ・プラリン・ルージュ Tarte aux pralines rouges / une tarte aux pralines rouges
フランス地方菓子タルト・オ・プラリンの材料
分類 | パティスリー/タルト |
構成 |
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材料 |
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タルト・オ・プラリン・ルージュのフランスでの購入先
タルト・オ・プラリン・ルージュは主にリヨンを中心としたローヌ=アルプ地方のパティスリー やブーランジュリーで購入することができます。タルトは10€〜、タルトレットは3€ほどです。
また、レストランでデザートととして、クレーム・シャンティイやアングレーズソースなどとともに提供されます。
フランス地方菓子タルト・オ・プラリン・ルージュの由来
以前、このタルト・オ・プラリン・ルージュはレストランや家庭で作られていました。1992年、リヨンの北にあるブーランジュリーのジョクトー(Jocteur)のオーナーが祖母や母親が作っていたタルト・オ・プラリンを作りはじめました。
販売し始めるとすぐに人気が出て、他のブーランジュリーでも作られるようになりました。
現在でもジョクトーのタルト・オ・プラリンは美味しいと評判で、年間14トンのプラリネを使い、平日では200枚、週末には400枚のタルト・オ・プラリンが売れているほどです。
▶︎リヨンのブーランジュリーJocteur(ジョクトー)の店舗案内[日本語]
赤いプラリネを使ったお菓子
リヨンなどのローヌ・アルプ地方では赤い色の糖衣をからめたプラリネがあります。その赤いプラリネでつくった真っ赤なお菓子がいくつかあります。
- ブリオッシュ オ プラリン ルージュ-Brioche aux pralines rouges
- ブリオッシュ ド ブルゴワン=ジャイユー-Brioche de Bourgoin-Jallieu
- ブリオッシュ ド サン=ジュニ-Brioche de Saint-Genix
- ガトー ラ ビュリー-Gâteau Labully
- プラリュリーヌ-Praluline
- タルト オ プラリン ルージュ-Tarte aux pralines rouges
フランス菓子タルト・オ・プラリンの作り方
Jocteur(ジョクトー)でのタルト・オ・プラリンの作り方の動画がありましたので、こちらをご覧ください。一般的に見られるタルトの作り方とは違っているところが興味深い。
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